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ウェブログ・ハンドブック―ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス- Rebecca Blood 著、yomoyomo 訳(毎日コミュニケーションズ、2003年12月)
本書は3年前の2003年12月に出ている。書店に並んでいたのをよく覚えている。ブログのことが言われだし、読まなければと思いながら、買ったのは1年後だった。少し読んだがすごくとっつきにくかった。とても難しいことを言っているような印象を受けた。アメリカ人の論理についていけないような感じだった。
しかし、昨年(05年)再読したときは、良く読めたと思う。たぶん、ぼくもブログを運営しはじめていたからに違いない。実際に運営してみると、著者が強調することがなぜなのか、よく分かる。逆に本書を読んでから、ブログを運営しようと思ったら、いつまでたっても実行できないかもしれない。
少し長くなるが、引用します。
『ウェブログを運営するのに、特定のツールやソフトウェアを使う必要はない。ウェブログはその形式と手法によって規定されるものである。利用するツールは、それがあなたにとって約に立つかどうかということだけでを基準に選択されるべきである。時系列を逆にした順序で、言及するオンラインマテリアルでのリンクが付いたエントリが頻繁に追加更新されるページを作れば、あなたはウェブロガーのコミュニティの一員になる。ウェブログを作るのに特定のソフトウェアが必要だなんで考えて混乱しないように。ウェブロギングとは個人表現であって、ソフトウェアのことを言っているのではないのだ。
逆に、ウェブログ管理ツールを使用するサイトが、自動的にウェブログになるわけではない。ときどき、サイトを管理するのに特定のソフトウェアを使っているという事実だけを根拠に「ウェブログ」だと主張するウェブサイトを目にする。ソフトウェア製品とそれ自体と作成手段を混同してはいけない。』(p58)
このように著者はウェブログにたいしてストイックな姿勢を取る。このような記述が本書では随所に現れるので、ウェブログとはこうでなければならない、と強く主張している印象を受ける。ここのところが日本の現状とは違和感を感じるのではないだろうか。Webの世界は急速に変化しているので、本書が現在のアメリカを反映しているという保障はない。
しかし、今回、改めて読んだが、ウェブログ創世記を生きた著者による、当時のドキュメントや考え方を記述した貴重な本だと思った。たまには、本書を開き、ウェブログの原点に立ち返る、そんなことも必要なんじゃないかと感じた。
(2006年11月13日 記)

